The Wizard of Science

人類学のこと、歴史・考古学のこと、航空機のこと、特許のこと、海外の言語や書籍、などなど、たまには横道にそれたりする長文が多めなブログです。

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昔と今の古人類の認識の変化

かなり遅いですが、あけましておめでとうございます。
本年も仕事等で更新が滞りがちになるとは思いますが、なんとか続けていくのでどうぞよろしくお願いします。

さて、昨年度もたくさんの発見や事件があり、人類学界隈は色々と賑わっておりました。
どんどん書き換わる常識についていくのもなかなかに大変といった状態です。
当然、そんな状況ではそれこそ一般の人は人類学のなにがどうなっているのか全くわからない状態だと思います。
ただ、それを説明するのはかなりバックグラウンド的な知識を知らなければならず難しいのもまた事実。

そこで、今回はネットの中で見つけた、あるおもしろ画像を紹介します。
言葉ではこれまで、「今までは人類は段階を経て進化し、古い猿人や原人は絶滅していったと思われていたが、実は同時期に複数の種類の人間が共存したことが分かってきた」というのは何度もこのブログで書いてきました。
が、言葉で説明してもピンとこない人は多いと思います。
そういう時は画像を持ってきちゃうのが一番です。
もちろん、ちょっと大げさに描いているので必ずしも正確ではないのですが、まず一発目にイメージするにはもってこいだと思います。
それがこの画像です。
528998_330473810398567_1694205751_n.jpg

さて、上の様な画像はどこかで見たことがある人も多いと思います。
まずチンパンジーのような類人猿から始まって、猿人アウストラロピテクス、原人ホモ・エレクトス、そして新人クロマニヨン、といって私達に繋がる…これが今でも一般的な認識かと思います。
ですが、現在の認識はその下の画像のような状態です。
こちらがより本来の人類の進化、に近い形になります。

見ての通り、猿も猿人も原人も、かなり我々に近い新人が現れても、同じ時期に存在しています。
そして、それぞれが繋がっているとは考えにくい。
つまり、チンパンジーも、猿人も原人も我々の直接的な祖先であると考えにくい。
さらに、その類人猿も古人類も同時期に一緒に生きている。
これは時代的にもありますが、地域によっては文字通りの共存があった、とも考えられています。
また、これまでは新人よりも劣っていたと考えられていたネアンデルタール人はむしろ新人より発達しているのでは?といった考えも出てきて、位置関係が非常に曖昧になっています。

進化、という言葉を聞くと、やはりある方向へ一直線に向かう図をイメージしがちです。
ですが、実際は必ずしも一直線に向かうとは限らず、環境によってはモザイク状の様相を呈することも十分に考えられます。
また、このような雑多な人間と類人猿が共存している時代はそれほど極端に古いわけでもなく、言い方を変えれば、つい最近まで多種多様なバリエーションを誇っていた人類は、ある時を境にしてホモ・サピエンスだけを残して一気に絶滅してしまった、ということになります。

なぜ、そうなったのかは全く分かっていません。
しかし、最近、中国のほうでの発見も盛んになっており、新たな発見報告や論説もどんどん発表されています。
もしかしたら、その鍵が見つかる可能性もあるわけで、今年も目が離せないことになるのだけは間違いないでしょう。





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テーマ:進化学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2013/01/25(金) 23:28:26|
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