The Wizard of Science

人類学のこと、歴史・考古学のこと、航空機のこと、特許のこと、海外の言語や書籍、などなど、たまには横道にそれたりする長文が多めなブログです。

3Dで作ってみた。Po-2(U-2)

U-2P.jpeg


かなり適当になってしまいましたがソ連の練習機であるU-2(第二次大戦後にPo-2に改名)を3Dで作ってみました。
ファイルのダウンロードは以下から。
http://bowlroll.net/up/dl15346

練習機としてだけではなく、独ソ戦でのソ連軍女性飛行部隊「ナイトウィッチ」がこの飛行機で夜間のいやがらせ爆撃を行ったことでも有名です。
大戦中のソ連航空機の中でも特に旧式だった複葉機なので、てっきり使用されたのは第二次大戦だけかと思っていたら、英語の資料を読んだところ、どうやら朝鮮戦争にも参加しているようです。
北朝鮮軍のPo-2は夜間の低空爆撃を敢行、地上待機していた連合軍のF-86セイバーが何機か破壊された模様。
撃墜しようにも主力のジェット戦闘機では"速すぎて"まともに攻撃できず、逆に撃墜しようとして低速で飛行していたF-94が失速して墜落し失われたりしています。
朝鮮戦争時のレーダーはかなり高度な物になっていますが、それでも木と布張りのこの飛行機はほとんどひっかからずに補足するのが難しかったそうです。
なんと朝鮮戦争時のPo-2の撃墜記録はたった1機だけとのこと。
単純キルレシオでいけば、Po-2が1機の損失に対してセイバー数機にスターファイアが失われているわけですからとんでもない旧式機がとんでもない戦果を上げていることになります。
まぁ、まさかジェット機が主流となってきているところに複葉機で責めてくるとはさしもの連合軍も思わなかったので最初は奇襲になったのでしょうが、上記のもの以外に大きな損害がないところを見ると対空砲かレシプロ機で警戒し始めたらほとんど近寄れなくなり、さしもの北朝鮮軍も積極的に使用しなくなったのでしょうけれど。

ちなみに左が通常の最多生産の陸上機型、右が水上機型…なんですが、この水上機型がどうにもいまいち分からない。
写真や資料を見ると2種類あって、1つはこの3Dで作ったように同じサイズのフロートを丁度下駄のように装着しているもの。
もう一つは下の画像のように中央に大きなフロート、左右に小さなフロートという3つのフロートを装着しているタイプです。
po2poplavki.jpg
資料を見ると、U-2M, U-2P, Po-2P, RV-23の4つがその水上機型の型式として書いてあって、このうちU-2Mはフロート3つのバージョンであることは分かっているけど、その他の3つがどっちなのか、はたまたもう少し違った形のフロートを装着していたのか分からない。
更には地上機型U-2にも現地で車輪を雪上用のソリやフロートに交換した例もあったらしいので、4タイプ全部フロート3つのタイプで、下駄フロートは戦時中の現地回収のみだったのか?とか、疑問が沸くわけです。
ただ、比較的新しい戦後型Po-2が下駄フロートで飛んでる写真も結構あるんですよね…。
フロート型は少数生産だったようなので、検索してもいまいちその辺りが調べられない。
ロシア語がわかればもっと詳しい情報があるかもしれないんですけれどもが…。

*3/13追記 U-2PとPo-2PはU-2Mと似ていることが別の記述でわかったので、恐らくフロート3つ型。
 RV-23が下駄タイプか?







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テーマ:軍事・平和 - ジャンル:政治・経済

  1. 2013/03/12(火) 23:03:40|
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