The Wizard of Science

人類学のこと、歴史・考古学のこと、航空機のこと、特許のこと、海外の言語や書籍、などなど、たまには横道にそれたりする長文が多めなブログです。

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古人類学用語で桃太郎

昔々、東アフリカの辺りに、ミトコンドリア・イブとY染色体アダムがいました。

アダムは20-30万年ぐらい前を、イブは16万年前±4ぐらい前をうろうろしていると、25万年くらい前のあたりで、今までと違うホモが系統樹の上から流れてきました。

「このような今後の世界を変えるホモは見たことがない。これからの進化と種の発展を共に見守ろう。なお、16万年まえぐらいに流れてきたイダルツや40万年ぐらいにも既に同じホモを見たような気がするが、決定的証拠もないため、とりあえず置いておこう」

 アフリカ村でもしかしたら同種であるかもしれないネアンデルタールから分岐させて誕生したこのホモは、ホモ・サピエンス太郎と名づけられました。

 この時アフリカ村にはまだエレクトゥス、エレガステルといった複数の人類がいましたが、トバ・カタストロフィがきっかけと考えられるヴュルム氷期によって絶滅してしまったと考えられるようです。ホモ・サピエンス太郎にもボトルネック効果が発生しました。

 このような厳しい環境の中にありながらもホモ・サピエンス太郎はすくすくと成長し、ネアンデルタールが使うモード3石器のムステリアン文化とはまた違うモード4石器、代表的なものとしてアウリグナシアン文化を発展させました。

 技術と文化を身に着けたホモ・サピエンス太郎は「世界に広がりたい」と言い出しました。
 アダムとイブは単一起源か多地域かでもんちゃくしましたが、どちらにしても遺伝子を広める良い機会だと、ホモ・サピエンス太郎が家畜化の術を心得た後に送り出しました。

 ホモ・サピエンス太郎が歩いていると野生の狼に会いました。
「餌をくれたら従順な家来になります」
 こうして家畜化された狼は犬となりました。

 ホモ・サピエンス太郎が歩いていると野生のキジの一種であるセキショクヤケイ(など)に会いました。
「餌をくれたら卵を産んで朝を知らせる目覚ましになります」
 こうして家畜化されたキジは鶏となりました。

 このように他の野生動物たちも、例えば、オーロックスはウシに、イノシシはブタに、ムフロンはヒツジに、パサンはヤギとなって、ホモ・サピエンス太郎に従うようになりました。
 ホモ・サピエンス太郎はたくさんの動物の家畜化に成功しましたが、サルは残念ながら一部が興行用として役に立ったものの、根本的には従属できなかったので家畜となるまでには至りませんでした。

 ホモ・サピエンス太郎がモード5石器を使うようになるころにはユーラシア大陸の多くの場所でその姿を見かけることができるようになりました。

 これに困ったのはマンモスをはじめとする大型の哺乳動物たちです。一般には大きな体で他を圧倒し、毎日が宴を開いているようなイメージを持たれることが多い彼らですが、実際は氷河期末の気候変動によって生息域が狭まっており、伝染病などの諸原因の可能性もあって、その生態的地位は既に危ういものでした。
 そこに止めを指すようにやってきたのがホモ・サピエンス太郎達です。発達した石器技術、火の使用、仲間や家畜と協力できる高度な連携能力を持って狩猟にあたります。
 元々一頭当たりの出産数が少ない大型哺乳動物は狩猟に弱く、急激に数を減らして絶滅の一途を辿りました。
 彼らの多くは姿は消えましたが、ホモ・サピエンス太郎は洞窟の奥に、見事な躍動感のある絵を残しました。
 なお、もしかしたら家畜化のはじまりは大型哺乳動物の絶滅と前後するかもしれないのですが、正確な時期に関しては未だ解明には至ってはいません。
 また、原因は未だ不明ですが、欧州地方や中近東に広がっていたネアンデルタールも絶滅していました。でも、彼らの遺伝子の一部は現代のホモ・サピエンス太郎の中に残っているらしいのです。

 新石器を使うようになるころにはホモ・サピエンス太郎はユーラシアの東端である日本列島でも同様に大型哺乳動物の狩猟に励み、更にベーリング海を超えてアメリカ大陸に到達、南はオセアニア、ミクロネシアの島々にも時間はかかりましたが船を駆って進出します。
 こうして、ホモ・サピエンス太郎は世界という大きな宝を手に入れたのです。

デニソワ、デニソワ


もはやしゃぶられつくされたネタに勢いで便乗してみました。参考(パクリ元)>サッカー用語 >IT用語
元の昔話に合わせるため結構無理してます。専門用語やり過ぎても面白くなりそうになかったので、これを見てネット検索から興味を持ってくれたらいいなレベルで書いてみました(言い訳)。あとで後悔して更新したりするかも。




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テーマ:進化学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017/04/07(金) 20:05:21|
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